新宮市・熊野速玉大社 那智大社、熊野速玉大社に続き熊野川に沿って168号線へ 五新線と言われる国道168号線沿いは、熊野川を挟んで三重県に跨る 街道です。左右に滝を眺めながら瀞峡めぐりの乗船場の志古に着きました。 乗船場の確認でジェット船も見せて頂きました。 瀞八丁は和歌山・三重・奈良の三県に接する渓谷です。志古を後に 熊野三山は最後の本宮大社へ参拝です。 新宮市の速玉大社は主神が熊野(くまの)速(はや)玉(たまの)大(おお)神(かみ)(いざなぎのみこと)と 熊野夫(ふ)須美(すみ)大神(おおかみ)(いざなみのみこと)を中心に十二柱の神々が祀られ 新宮十二社権現と崇敬されます。 新宮の名は神が降りられたコトビキ岩に祀られたそうですが、 後に、現在地に新宮(にいみや)を移された事で新宮(しんぐう)の名があるとされます。
田辺市・熊野本宮大社 熊野三社のなかでも古式床しい雰囲気を見せる熊野本宮大社が 熊野三山最後の参拝となりました。現在の本宮大社は明治22年 の熊野川の大洪水で流出を免れた社殿を移築したものです。 那智・速玉と2社は朱塗りの権現造りですが、本宮大社は大注連縄が かかる門をくぐると杉木立を背にした檜皮葺の社殿が対峙する。 第一殿・第二殿・第三殿・第四殿の社殿に趣が感じられます。 大辺路・中辺路・奥駈路と3つの古道が辿り着く所が本宮大社、 平安中期以降は三山の中心を占め、蟻の熊野詣といわれた所です。 また、本宮大社の手前には大斎(おおゆの)原(はら)という杉木立の森は約1万坪の森が 目に付きます。旧熊野本宮大社の幾棟もの社殿・能舞台・神楽殿が建ち 並んでいた。熊野川と音無川が合流する中州にあり、参拝者は着物の裾 を濡らし詣でるしきたりだった。また、高さ33・9mの大鳥居が 平成12年に誕生して本宮のシンボルになっています。
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